研修医便り
神谷 智(住友病院皮膚科後期研修医)
平成24年度新入局員の神谷智です。
この度大阪大学の皮膚科学教室に入局し、初期研修を行った住友病院でこの4月から皮膚科医として後期研修をしています。
皮膚科は内科系の疾患から外科系の疾患まで非常に幅広く、やりがいがあると感じ、入局させていただきました。
それでは現在の私の1週間をご紹介します。
月曜日:一応、8時30分が始業時間なのですが、その時間から行動開始では日中の外来に間に合わないのでその1時間前には出勤です。院内メールをチェック、当直日誌で昨夜皮膚科に入院になった患者さんがいないかチェック、電子カルテで熱型表を確認、それから病棟の患者さんの回診です。ここで朝のうちに病棟に出せる指示は出しておきます。あっという間に時間が過ぎていきます。なんとか一通り終えると外来へ。ここで外来患者さんの予診をとったり、抜糸などの処置があれば自分でやったりします。そうこうしているうちに午前が終わりますが、午後も、外来での生検など、時間のかかる処置が入っています。いつのまにか夕方5時ぐらいに。この日は阪大病院で勉強会があるので、必死に病棟患者さんのカルテを書き上げ、大急ぎで着替えて電車に飛び乗ります。勉強会では大学の先生達がご自身の専門分野を我々にもわかりやすいように講義して下さり、勉強になります。
火曜日:大体、月曜日と同じような感じですが、夕方は住友病院の病理部の部長先生と皮膚科でカンファレンスです。病理組織の見方を丁寧に教えていただけるので、非常にためになります。
水曜日:大体同じような感じです。ただし、院内紹介を受ける曜日が月曜日とこの日なので、院内紹介患者さんの診察が果てしなく多いです。
木曜日:この日は午前中に自分の外来枠があります。主に初診患者さんを診察しています。まだまだ慣れないので、上級医の先生方に助言をもらいながら診察していきます。午後は手術。それが終わったら部長回診です。それが終われば残りの病棟業務です。この日は講演会が入ることが多く、仕事が終わり次第そちらに向かいます。
金曜日:大体月・火・水と同じような感じです。仕事が終われば、来週火曜日の病理カンファで取り上げられる組織のチェックです。
土曜日・日曜日:病理組織のチェックや退院サマリが終わっていなければ続きをします。あと、平日ではなかなかできない文献検索も。
という感じで、忙しくも充実した毎日を過ごしています。
できるだけ多くのことを吸収して、一日も早く患者さんからも他科の医師からも必要とされる皮膚科医になれるように努力していきます。
今後とも宜しくお願い申し上げます。
平成24(2012)年5月31日掲載