第24回日本アレルギー学会春季臨床大会参加記1
松井佐起
スタッフとしての参加だったので、不測の事態に対応するよう割り当てられた自分の担当部署があったのですが、気にしていたのは初めのうちだけで、面白い演題、講演ばかりで、気がつけばプログラムに書き込みをしながらあちらこちら、自由に会場を渡り歩かせていただいていました。
12日の朝一番のセッションで発表を終えたあと、すこし気が抜けて学会本部にもどったところ、室田事務局長からGideon Lack先生と大阪観光に行ってもてなしてくるように、との指令!!修士2年目の加藤さんと保健学科4年生の油谷さんと一緒に大阪城をご案内させていただきました。ラッキーなことに迎えにきてくださったドライバーさんが大阪の観光ガイドも兼任される方で、大阪城の由来や歴史について細かく教えてくださいました。関西出身の私たちもはじめて聞くようなお話でLack先生にどれだけお伝えできたかは疑問ですが、天守閣にのぼり、みんなで兜をかぶって戦国武将をきどって記念撮影をしました。
短い時間でしたが、今回の学会のトレードマークにもなっているたこ焼きと、加藤さんお勧めのみたらし団子をとても気に入っていただき、楽しんでいただけたのではないかと思います。
その後もお疲れのご様子でしたが、打ち上げに参加していただき、アレルギーについてあつく語っていただきました。特に、御講演でもお話されていましたが、免疫寛容の観点から、食物アレルギーの原因物質も乳児期早期から経口摂取してよいというお話は印象的でした。
今回の学会は幅広い分野のお話を楽しめただけでなく、英会話教室の生徒のようにたどたどしい私の英語にお付き合いいただきながらLack先生とめぐった大阪城、四天王寺など素敵な思い出がつまった学会になりました。
平成24(2012)年5月24日掲載