The 34th International Diploma Course in
Dermatology and Dermatosurgery, Bangkok, Thailand
バンコクからの新しい風
大阪大学大学院医学系研究科
情報統合医学皮膚科学
教授 片山一朗
私の講義は以下の内容で1.5時間x9コマを行ったが、日本での講義に比べ、皆さん真剣に話を聞いてくれ、途中でもどんどん質問をしてくれるスタイルで、毎回結構ハードではあるが久しぶりに味合う、心地よい充実感、達成感を伴う講義であった。
Nov. 20 (Mon) | PM | 1) Introduction himself and Allergic skin diseases: 2) Drug eruption, Contact dermatitis, Urticaria |
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Nov. 21 (Tue) | AM
PM |
3) New role of histamine in the skin, 4) Collagen Vascular Disease :Review and SLE, DM 5) Scleroderma, Sjogren’s syndrome |
Nov. 22 (Wed) | PM | 6) Guideline of atopic dermatitis, 7) Itch and stress management, Pruritis and Prurigo |
Nov. 23 (Thu) | AM PM |
8) Pathogenesis and guideline of vitiligo vulgaris 9) Excimer Light treatment of skin diseases |
第三回インドシナ皮膚科学会
2017. December 01-02
President. Prof. Tran Hau Khang National Hospital of Dermatology and Venereology; Professor, Hanoi Medical University, Vietnam ベトナム皮膚科学会理事長
タイでの講義に引き続き、ハノイで開催された第3回インドシナ皮膚科学会に参加し、「New and old game players in vitiligo」というタイトルで講演した。この会への出席は一昨年、池田志斈順天堂大学教授を会頭として浦安で開催された日中韓皮膚科学会にて大阪市大の鶴田先生から紹介して頂いた、今回の会頭であるハノイ医科大医学教授のProf. Tran Hau Khang先生からの招待であり、白斑などがメイントピックスである学会を楽しませて頂いた。日本からは池田、鶴田教授とが参加されていたが、懇親会の席ではホーチミンを拠点としてカンボジア、ラオスなどで感染症の疫学研究をされている甲斐先生のグループや日本に留学されていた先生方とも知り合いになることが出来た。この学会が開催されたハノイは初めての訪問で、旧共産国とは思えないような活気と多くの食材で溢れた都市であり、また学会参加者の多くは若い女性医師が中心で、これからは、これら若い先生方の活躍でアジアの皮膚科学の発展が大いに期待されるかと思う。展示ブースは美容皮膚科関連が多かったが、若手の大学勤務医は優秀な方が多く、また感染症や重症皮膚疾患の病態研究や治療にも熱心であり、タイ、ミャンマーなどの大学皮膚科と良く似た傾向のようである。今後も是非インドシナ各国の皮膚科の先生方との交流が深まることを願う次第である。