教室関係コラム

2014.12.21

大学院だより

大学院だより

小紫雄貴

平成23年卒の小紫雄貴です。
平成25年4月より阪大病院皮膚科で後期研修医として勤務させていただき、
平成26年4月からは博士課程の学生としてお世話になっています。
さて、今年ももう残り僅かというところで大学院便りを書くことになりましたので、拙い文章で申し訳ありませんがここに書かせていただきます。

私が配属されました教室は再生誘導医学教室という所で、玉井克人教授のもとでその名の通り主に再生治療に関する研究が行われています。
私はその中でも間葉系幹細胞(MSC)による治療とそのメカニズムに関して
研究を進めています。具体的にいうと、現在は強皮症モデルマウスをtargetとし、その線維化がMSCの作用により改善するのではないかということで実験を
重ねております。

ただ、実験を重ねていると申しましたが、実際のところは実験に関しては
ド素人でありまして、4月から何もわからない状態で実験を始め、非常に不安な毎日を過ごしました。(このように不安にかられて初めて、学部生の時の授業を真面目に受けておくべきだったな、と反省しております。)
しかし反省しても遅いので、先輩方や同僚に知恵と手を借り、やっと最近に
なって実験に慣れてきたところです。今後さらに腕を上げ、まずは論文を
書くということを目標に邁進していきたいと思います。

平成25(2014)年12月21日掲載

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