教室関係コラム

2013.07.14

大学院生活が始まって

大学院生活が始まって

山賀 康右

 H23年卒H25年入局の山賀 康右と申します。今年4月に入局と同時に大学院に入学させて頂きました。5月からは本大学の生命機能研究科・月田研究室に出向して研究を始めさせて頂いております。月田研究室は皆様も御存知の通り、タイトジャンクションの主要構成蛋白質であるオクルディンならびにクローディンを発見された業績のある、世界的にも御高名な研究室です。そちらでタイトジャンクションと皮膚について研究していきます。片山先生及び室田先生からは皮膚科医としての視点から、月田研究室の先生方からは細胞生物学者としての視点から、手厚く御指導頂いており、大変充実した毎日を過ごしております。

先日、研究室での抄読会で初めて研究論文を発表させて頂いたのですが、先生方からたくさん質問があり、激しいディスカッションを繰り広げさせて頂きました。そして、たった1篇の論文発表で90分もの時間が経過しておりました。私の拙い発表にも真剣に耳を傾けてくださり教室の先生方に感謝の気持ちでいっぱいなのと同時に、先生方の熱心さに脱帽しております。

先日、私の研究テーマについて、「後から草刈りに来た人が刈る草のない状態にしたい。」と指導医の室田先生がおっしゃっておりました。
その言葉が非常に印象的でした。その言葉を胸に日々実験に取り組んでおります。

臨床についても1年目で未熟者です。大学の外来ならびに外勤先の外来を担当させて頂いているのですが、そちらでも毎回たくさんの課題が見つかり勉強させて頂いております。臨床で判断に困ることがあれば、いつも室田先生に相談させて頂いており、熱心に御指導してくださるので感謝してもしきれません。

臨床も研究も未熟者ですが、先輩の先生方のような医師を目指して邁進していく所存です。今後ともどうか宜しく御願い致します。

平成25(2013)年7月14日掲載

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