教室関係コラム

2012.06.08

育児と大学院の兼業主婦便り-第1弾-

育児と大学院の兼業主婦便り

木嶋 晶子

H15年度入局の、木嶋 晶子と申します。 2児の育児に追われながらも、片山先生、室田先生のご指導の下、アトピー性皮膚炎の疫学研究という、大変興味のあるテーマを与えていただき、格闘中です。片山教授と室田先生をはじめ、医局員の先生方のご理解あって、現在の私はフレキシブルな働き方をさせていただくことができており、日々感謝でいっぱいです。それでは、最近の私の生活についてご紹介させていただきます。

#1 子供との時間
⇒A/P)疫学研究は、自宅でもPCさえあれば、進めることができます。夕方から就寝までは、仕事はせず(子供にじゃまされてできない(T_T))、家事もほったらかして子供との会話や遊びを大事にするようにしています。子供と共に10時頃就寝し、午前3-4時に起床、その後、子供がおきるまでの2-3時間をフル活用しております。

月曜日:大学でしかできない用事がなければ、自宅で研究をすることにし、通勤時間が短縮される分、早めに子供たちを迎えにいくことにしました。
火曜日:外勤務。夜診があるため、近くの親戚にお迎えとごはんをお願いしています。
水曜日:回診とカンファレンス。自分の知識をアップデートできる貴重な日です。夜遅くなるので、ファミリーサポートを活用して、近所の親切な方のお宅にお迎えとごはんをお願いしています。
木曜日:外勤務。隔週で近くの親戚にお迎えとごはんをお願いしています。
金曜日:大学にて、片山教授や、指導医である室田先生にご相談できる貴重な曜日です。また、今年度から、統計解析について公衆衛生学教室の磯教授にもご指導いただけることとなり、この面会日も金曜日にさせていただいております。

#2家事
⇒A/P) 家事については諦めが第一。 自分がきれい好きでなかったことは神のめぐみです。ただし、自分よりちょっぴりきれい好きの主人は、ストレスがたまるようです。結婚6年を過ぎ、気付いたら、主人の掃除と洗濯と料理の腕があがっておりました。いい人と結婚したなあ、と感謝の日々です。

#3子育てに悩むとき、抱え込まないように☆
たまに、子育てに悩むとき、常勤生活では、時間に追われる中で一人で抱え込んでしまうことがありました。しかし、現在の阪大皮膚科の医局には、金田先生をはじめ、田中先生、村上先生、荒瀬先生、高橋先生、山田先生、竹原先生等々、子育てと仕事を両立できている女医さんがいっぱいいらっしゃいます。悩んだときは、先生方を見習って、相談ときには愚痴をきいていただきながら、ストレスをためないように過ごせております。

このように、「両立しています!」と胸を張って言える状態ではないのですが、毎日、使える時間内にできることをできるだけ集中してやれるようにしております。今、私が好きな研究をこのような環境で続けていられるのは、多くの方々の励ましと支えのおかげです。
将来は、アトピー性皮膚炎をはじめとした難治性皮膚疾患の診療に貢献できる皮膚科医に成長したいと思います。

平成24(2012)年6月8日掲載

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