1)初めてのTV出演
2)片山一朗教授還暦祝いの集まりについて書かせて頂きます。
平成24年6月7日
種村篤医局長
1) 去る5月25日金曜日の夕方、病棟の回診も終わり週末の穏やかな一日を過ごそうと思っていたとき、読売TVのディレクターの方から電話があり、皮膚がんの特集を組むので出演してほしいとの依頼でした。しかも、出演日は近々の翌週月曜日夕方で、まず午前中に大学での取材を行い、さらにオンエア時間に合わせてライブで出演者と質疑応答をしてもらいたい、とのことでした。もちろんこれまでTVへの出演経験はありません。あまりに唐突なお話だったので、一旦お断りしようかと考えましたが、折角のお話なので啓蒙の意味も込めて受けてはどうかという教授からの温かい?お言葉を頂き出演させて頂くことになりました。「かんさい情報ネットten!」という平日の夕方に放送されている情報番組で、清水健アナウンサーが司会をしコメンテーター数名が意見を言い合うものです(私の出演した月曜日は吉本興業の石田 靖さんやシンクロの奥野さんらが出演されていました)。最近、みのもんたさんの奥さまが皮膚がんで亡くなられたとのことで、特集を組み、おやっと思う皮膚病変があるときは早めに皮膚科を受診して下さい、というものでした。出演映像は著作権の都合上掲載できませんが、基底細胞がん・有棘細胞がん・メラノーマなどの皮膚がんのお話をし、どういう病変は悪性の可能性があるかなど約12-13分にわたり話しさせて頂きました。医局では、オンエアの時医局員が多く集まり非常に盛り上がっていたそうです。後日録画された画像を自分で見てみると、不思議な感覚になったと同時に何か遠い過去の出来事のような気がしました。このオンエアが早期発見・早期治療の一助となれば、本当に出演して良かったと感じることができると思います。
2) さて話は変わり、6月6日医局会終了後、当科片山一朗教授の還暦祝いを医局会にて開催いたしました。この日には医局員、医局秘書さん、実験助手さんなど大阪大学皮膚科に関わるほぼすべてが一同に集合し、お祝いいたしました。参加した皆さんにこの場を借りてお礼申し上げます。正直、これほど多くの人たちが皮膚科を支えているのかと改めて感じました。教授の挨拶で、「初心に戻った気持ちで雑巾がけから頑張りたいと思います」というお言葉を頂き、我々心が引き締まったようでした。ちゃんちゃんこは用意していませんでしたが、皆さんの気持ちの籠ったプレゼントをお渡しすることができました。これから益々大阪大学皮膚科が発展・進化していくことを心から願っております。
平成24(2012)年6月7日掲載